2017-09-01
京都府多頭飼育崩壊現場支援レポート①
申請No.1
申請日:2017年7月12日
場所:京都市西京区
実施責任者:K氏
申請団体:NPO法人FLC安心とつながりのコミュニティづくりネットワーク人もねこも一緒に支援プロジェクト
居住者: 当事者4名(母:83歳、息子:53歳、娘:58歳、孫:30歳)
居住環境:3DKの市営住宅、ペット不可
生活保護の需給状況:受給している
申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
現場写真(支援前)
現場写真(支援後)
今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮 事項(報告書より)
滞りなく保護から手術、リターンを実施できたので95点とする。
申請日:2017年7月12日
場所:京都市西京区
実施責任者:K氏
申請団体:NPO法人FLC安心とつながりのコミュニティづくりネットワーク人もねこも一緒に支援プロジェクト
居住者: 当事者4名(母:83歳、息子:53歳、娘:58歳、孫:30歳)
居住環境:3DKの市営住宅、ペット不可
生活保護の需給状況:受給している
申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
- 猫を1頭飼育していた時に、近所で出産したノラ猫の子猫を2頭保護。そこから、交配が繰り返され76頭になった。
- 猫が約76匹おり、臭いの問題と近親間での出産の繰り返しによる猫の健康問題がある。周囲からの苦情もある。
- ペット不可の市営住宅で、猫の多頭飼育問題があり、生活保護担当ケースワーカーと家庭に関わっているカウンセラーからの相談を受け、介入することになった。
- 京都市の動物愛護センターは、特定の個人に利益を与えることが難しい為、支援は困難である。1頭あたり6千円の引取料を用意できる場合は、引き取ることも可能であるという見解であった。
- 生活保護課としては、ごみ屋敷条例などを利用して対応できないかという案が出ていたが、担当ワーカーが当事者の気持ちを考え、殺処分ではない支援をできないかと、人ねこケアPJに相談してくれた。
- 課としての前面協力ではないが、家庭に入るときの同行猫や猫の固体管理の手伝いなど協力してくれている。
- 生活保護受給者であること、77頭という頭数であることから個人や民間NPOでの手術費用負担が困難であり、どうぶつ基金にお願いしたく申請して不妊手術を実施した。
- 多頭飼現場の猫の総数は77頭、実際に手術を行った頭数は74頭、
- 手術実施後、まだ不妊手術をしていない猫の頭数は3(内、瀕死状態2頭、生後4日目1頭)。
手術日 | オス | メス | 妊娠メス | 耳カットのみ | 計 |
8月28日 | 39 | 35 | 0 | 0 | 74 |
合計 | 39 | 35 | 0 | 0 | 74 |
現場写真(支援前)

現場写真(支援後)

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮 事項(報告書より)
滞りなく保護から手術、リターンを実施できたので95点とする。
- 生後5か月の子猫と、生まれて間もない子猫は里親探しを実施します。
- 今後新たに猫を室内に入れないよう、耳カットが無い猫が増えていないか、定期的にケースワーカーとカウンセラーが確認します。
- 新しく猫拾った場合や未手術で隠れていた猫が発見された場合は、NPOに連絡が入り、手術を実施します。
- 現在いる猫の寿命を全うさせ、ゆくゆくは飼育頭数0を目指します。
平成28年度多頭飼育崩壊現場、手術支援頭数
現場 | オス | メス | 性別不明 | 耳カットのみ | 合計 |
① 京都市西京区 | 39 | 35 | 0 | 0 | 74 |
計 | 39 | 35 | 0 | 0 | 74 |
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