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2017-04-13

兵庫県多頭飼育崩壊現場支援レポート⑮

申請No.15

申請日:20161130

場所:兵庫県伊丹市 

実施責任者:K

協力団体:NPO法人みゅうみゅう

居住者: 当事者1名(女性84歳)

生活保護の需給状況:受給している

 

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

当初、猫12匹、子猫8匹だったが(オス、メス分けていた)3年の間に25匹まで増えていた。市役所に相談に行くも断られてしまい、みゅうみゅうのパンフレットを渡された。(当事者は2年前にも市役所へ相談に行っている。)申請から捕獲までの間に猫が出産してしまい、母猫に育てさせる為、母猫の手術と子猫の保護がかなりずれてしまい長引いた。近親交配を繰り返していた為、子猫の医療費(心臓病など)が高額になってしまい、里親さんや預かりさんには大変ご迷惑をかけてしまった。

当事者は年金生活で高齢者ということもあり、2次崩壊についても考えて悩んでいた。

今後の予定は、馴れた猫から順に里親を募集する予定。保護中の2匹は治療が必要なので里親募集は未定。譲渡会は、伊丹市内のトパーズ犬猫クリニックにて、みゅうみゅう単独のものを奇数月の第4日曜日に行っている。(3月中止で4月にする。)

今回の活動を知った伊丹市内の介護事務所の方が、みゅうみゅうの話を聞きたいと連絡があった。その後、認知症の独居老人宅の飼い猫7匹の避妊手術を実施することできた。(現在は飼い主が入院したため、メンバーが7匹を保護している。)

介護事務所とうまく連携が取れれば、崩壊する前に手術ができるのではないかと思う。

 

 

不妊手術頭数

手術日

オス

メス

妊娠メス

耳カットのみ

1120

6

4

0

10

116

0

1

0

1

25

0

1

0

1

合計

6

6

0

12

 現場写真

  伊丹市 

        

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)

今回市役所から丸投げされて、みゅうみゅうが単独で現場に入った事が大きな失敗だと考えている。独居老人だった為、民生委員や自治会、市役所の福祉課などを巻き込んで,皆の問題にするべきだった。生活保護世帯や独居老人など、伊丹市はまだまだ多頭飼育崩壊が起きかねない。その時は、多くの行政を巻き込んでいこうと思う。

 

平成28年度多頭飼育崩壊現場、手術支援頭数
現場オスメス性別不明耳カットのみ合計
① 神戸西区14190134
② 神戸北区17100027
③ 大阪府豊中1250017
④ 兵庫県伊丹市36009
⑤ 東京都青梅市1230015
⑥ 千葉県香取郡90009
⑦ 大阪府寝屋川市890017
⑧ 大阪府大阪市36009
⑨ 神奈川県川崎市590115
⑩ 茨城県石岡市--32032
⑪ 東京都25440178
⑫東京都西東京市--10010
⑬石川県金沢市19136038
⑭高知県香美市22300052
⑮兵庫県伊丹市6601224
1551604815386

多頭飼育崩壊に関するお問合せは
 こちら 


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