2016-07-21

H 28 多頭飼育崩壊現場支援レポート④(兵庫県伊丹市)

申請No.5
申請日:2016年6月16日
場所:兵庫県伊丹市 実施責任者:K氏
協力団体:NPO法人みゅうみゅう
居住環境:伊丹市持ち家一軒家
居住者: 70代男性一人暮らし
生活保護の需給状況:無・年金生活

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
兵庫県伊丹市で活動する「NPO法人みゅうみゅう」に、伊丹市民から相談が入り、多頭飼育崩壊が発覚。現場は、ゴミがあふれており、ノミダニがひどく子猫も多数生まれている状態であった。男性は猫を保健所で処分する意向だったが、ボランティアの協力で部屋の片付け等をするうちに、前向きになり猫の手術をすることになった。頭数が多いため、どうぶつ基金のさくらねこ無料不妊手術事業に申請するに至った。当初は20頭ほどと聞いていたが、現場に入ると成猫10頭と子猫が20頭確認できた。子猫は手術できない大きさだったため、ボランティアが保護し、里親を探すことになった。成猫のうち1頭は状態が悪く、どうぶつ基金のさくらねこ無料不妊手術申請前に別の病院に運び入院。残りの9頭をどうぶつ基金の協力病院である「北摂TNRサポートのらねこさんの手術室」で不妊去勢手術を実施した。
手術を終えても、家の掃除の手伝いは継続してボランティアが実施している。保護した子猫や現場に戻した成猫も少しずつ里親探しを行っている。

不妊手術頭数
オスメス耳カットのみ合計
3609
どうぶつ基金負担:不妊手術

多頭飼育崩壊現場の様子
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今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
多頭飼育崩壊は猫だけの問題ではないというのが関わった全員の感想です。今回はメンバー全員で掃除や、手術の送迎をしました。成猫は飼い主に返すことができたのでよかったですが、引き取りとなった場合、シェルターをもっていない団体なので無理でした。掃除も大変で、ノミやダニに皆噛まれてしまいました。子猫もミルクをあげないといけない大きさの子が多く、2匹は肺炎で亡くなってしまいました。 またコジウムにもかかっており医療費がかなりかかり、こういった現場では意外なところでお金が要ることが分かりました。当事者の方が、当初より前向きになり自分から掃除をしたりしてくれるようになったことは頑張った成果の一つだと思えました。

どうぶつ基金スタッフメモ
多頭飼育崩壊に関わる場合、人の生活にもある程度介入せざる負えないケースがある。なぜなら、昨年度支援を行った淀川区のケースや枚方市のケースでも見られたように、いわゆる“ゴミ屋敷”状態となっているケースが多いからである。猫を保護するためにはまず室内の掃除をしないことには捕獲器やキャリーを持ち込むことさえ出来ない。また手術したあと、現場に猫を戻す場合は、きちんと世話をしてもらえるよう猫の生活環境を整えるためにも、飼い主の生活空間を綺麗にする必要がどうしても出てくる。多頭飼育を繰り返さないためにも、“猫も人も”支援する必要がある。しかしながら、“猫も人も”という包括的な支援をボランティアで活動している動物愛護団体のみに任せてしまうことは負担が大きすぎるといえるだろう。今回のケースのように、生活保護を受給しているわけではないため、ケースワーカーといった行政機関の担当者がいない場合、どういった機関と連携し、支援を実施することが可能なのか、考えていく必要がある。動物問題と人の問題は切っても切り離せない関係にあることを改めて提示してくれたケースであった。

平成28年度多頭飼育崩壊現場、手術支援頭数
現場オスメス性別不明耳カットのみ合計
① 神戸西区14190134
② 神戸北区17100027
③ 大阪府豊中1250017
④ 兵庫県伊丹市36009
46400187

多頭飼育崩壊に関するお問合せはこちら

どうぶつ基金では,10000頭のさくらねこ無料不妊手術を実施します。 
あなたの温かいご寄付はあと1頭の命を救います。 
http://www.doubutukikin.or.jp/contribution/ 

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