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2018-04-25

長野県多頭飼育崩壊現場支援レポート④

申請No.4
申請日:2017年12月6日
場所:長野県飯田市 
申請団体/実施責任:保護猫ふれあいかぎしっぽ
居住者: 当事者本人(65歳、男、無職)
居住環境:借家/戸建て
生活保護の需給状況:受給していない
多頭飼現場の猫の総数:28頭(うち9頭は手術済み)
手術日:1月30日
チケット発行数:19枚
協力病院:moco動物病院
手術頭数:19頭

申請までの経緯(報告書より)
1.野良猫が可哀想だと言って次々と飼っていったのが始まり。
2.当事者が体調を崩し入院してしまった。(脳梗塞による長期入院)
3.当事者より看護師へ「猫を多数飼育しているがそれが出来なくなった。保健所に連絡し、対処してもらえないか。」との話があった。
4.看護師が別居の身内へ連絡し現場を見たところ、とても手に負えない状況だった為、保健所へ相談した。
5.保健所からは「全て殺処分する事を前提なら引き取るが、そうでないなら自分でどうにかして下さい。」と対応してもらえなかった。
6.以前より知っていた保護猫ふれあいハウスへ相談に来た。

実施スケジュール(報告書より)
10月31日 (火) 初めて現場へ行く。
11月  1日 (水) 猫たちにエサと水を与える。
11月  2日 (木) 猫たちの住むところを探す。
11月  3日 (金) 猫たちを保護し新しい家へ移す。
          長野のNPO法人「猫日和」様より連絡があり6頭引き取って頂けることになった。
11月  7日 (火) 猫日和様へお願いした6頭のうち3頭の去勢・不妊手術を行った後引き渡し。
11月  8日 (水) ふれあいハウスのお客様やインターネット等を使い里親さん探しもスタート。
12月  6日 (水) どうぶつ基金へ申請。
1月  30日 (火) 病院へ運搬・手術(moco動物病院)

不妊手術後、順番に里親さんを決め譲渡していく。
残念ながらこちらには協力団体等はないので、保護猫ふれあいハウスかぎしっぽと少数のボランティアにみで実施していく。

現場写真(支援前)
s_DSC_1267_2018_04_03.jpg    s_DSC_1268_2018_04_03.jpg 


s_DSC_1269_2018_04_03.jpg    s_DSC_1270_2018_04_03.jpg 

現場写真(支援後)
s_1513030193237_2018_04_03.jpg    s_1513030219388_2018_04_03.jpg 


今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
子の様なケースは初めてだったのですが早くに別の場所に移して保護ができて、猫達にも綺麗な環境を与えることができました。
もっと早く、どうぶつ基金を知っていればよかったです。よかったです。.
飯田市では、犬の保護活動は積極的に行っているが猫の保護活動は何もしておらず
私たちが保護猫活動を始めて行うようになりました。
殺処分を少しでも減らしていき、不妊手術を積極的に行っていきたいと思います。


現場オスメス性別不明耳カットのみ合計
① 奈良県五條市1360019
② 京都市西京区39350074
③ 沖縄県名護市8110120
④ 長野県飯田市4100519
646206132


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 こちら





2017-11-06

沖縄県多頭飼育崩壊現場支援レポート③

申請No.3
申請日:2017年8月26日
場所:沖縄県名護市 
申請団体/実施責任:琉球わんにゃんゆいまーる
居住者: 当事者本人(55歳、女、無職)、配偶者(63歳、男、無職)
居住環境:持ち家/戸建て
生活保護の需給状況:受給していない

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
10年以上前にガリガリに痩せた子猫を保護したその後にさらに2頭保護した。
数頭の猫から不妊手術を施していない事から繁殖を繰り返し20頭以上に増える。
それまでは、ヘルパーさんが生活介護支援を行っていたがあまりの臭気に苦情が入り、
猫を処分するかヘルパーさんをストップするか迫られた。
当事者はヘルパーさんを断ったため、生活が乱れ清掃などが行き渡らなくなった。
名護市地域包括支援センターより相談があるも当事者の個人情報を得られずなかなか話が進まなかったが、偶然TNRした公園で当事者がえさやりを始めボランティアさんが知り合った。
1年以上前に名護市地域包括支援センターから相談があった件と同一人物であることが発覚し、不妊手術と室内清掃を進めた。
室内は膝あたりまで積もったゴミ屋敷だったため、隠れる場所が多くハッキリした頭数は把握できなかったが子猫を含めて25頭と確認することができた。
手術できた頭数は20頭で残りの子猫5匹は手術不可だったため後日手術予定。
子猫以外の20頭は手術を終え、大人3頭と子猫4頭を保護し現在虫下しやワクチンなどケアをしている。人馴れしていない為、もう少し慣れさせてから琉球わんにゃんゆいまーるの譲渡会に参加予定。

現場写真(支援前)
無題1 

現場写真(支援後)
無題 
今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
一度清掃したら解決する問題ではないので、なるべくは猫を里親さんに出せるような体制を整えることが今後の課題だと考えています。当事者の生活面では多大な影響があったと考えます。
以前は部屋の中で生活できず、車椅子の身で車中で寝泊りしないといけなかったのが事業後は部屋の中で布団の上で眠ることができました。身体的、精神的負担はかなり違うものだと思われます。
必ずしも、預かりボランティアやシェルターなどを持っていない、個人や団体でもできる事はあると社会的には認知してもらうことができたのではないかと考えています。

現場オスメス性別不明耳カットのみ合計
① 奈良県五條市1360019
② 京都市西京区39350074
③ 沖縄県名護市8110120
605201113

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2017-10-21

奈良県多頭飼育崩壊現場支援レポート②

申請No.2
申請日:2017530
場所:奈良県五條市 
申請団体/実施責任者:五條市役所あんしん福祉部 介護福祉課
居住者: 当事者本人(77際 男 無職)、配偶者(70歳 女 無職)
居住環境:持ち家/戸建て

生活保護の需給状況:受給していない

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
飼い始めた時期は未定だが、当事者は妻と2人暮らしで近隣に友人もなく寂しいだろうからと友人より2匹の猫をもらい飼育をはじめたが、飼育を始めた頃から対応ができず次第に増えていった。
当事者夫婦は「要介護」状態であり当事者を担当している介護支援専門員より相談を受ける。
当事者が飼育し始めた頃から対応ができず次第に増えてきた。支援に入っているが猫の糞尿のにおいや生活している部屋も猫の糞尿がこびりついている状態。本人たちは餌をやることもできずヘルパーが餌をやったり掃除をしてくれている。当事者の体調のこともあり何かと匹数を減らすことができないかと自宅を訪問して確認した。

 出張不妊手術頭数

手術日

オス

メス

妊娠メス

耳カットのみ

7月15

13

6

0

0

19

合計

13

6

0

0

19


五條市が用意した手術会場で出張手術を実施した。
申請者:五條市
市役所あんしん福祉部介護福祉課
日 程:2017年7月15日(土)
会 場:奈良県五條市立吉野町内福祉センター
獣医師:山口獣医師・足立獣医師
手術数:19頭
ボランティア:荒井・辻西
診療:不妊手術(オス・メス)、3種混合ワクチン、補液
ノミ、ダニ・回虫の駆除(レボリューション)、負傷治療など
診療以外:耳先のV字カット(さくら耳)、爪切り、耳掃除、ブラ


現場写真

無題5     
 
今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
ボランティア団体の方と何度も打ち合わせ会議をし、当初予定であった全頭の手術を実施することができました。
遠方への出張手術をしていただきありがとうございました。
手術していただいた猫たちは元気に過ごしています。

現場オスメス性別不明耳カットのみ合計
① 奈良県五條市1360019
② 京都市西京区39350074
52410093

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2017-09-01

京都府多頭飼育崩壊現場支援レポート①

申請No.1
申請日:2017712

場所:京都市西京区 

実施責任者:K

申請団体:
NPO法人FLC安心とつながりのコミュニティづくりネットワーク人もねこも一緒に支援プロジェクト
居住者: 当事者4名(母:83歳、息子:53歳、娘:58歳、孫:30歳)

居住環境:3DKの市営住宅、ペット不可
生活保護の需給状況:受給している
申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
  • 猫を1頭飼育していた時に、近所で出産したノラ猫の子猫を2頭保護。そこから、交配が繰り返され76頭になった。
  • 猫が約76匹おり、臭いの問題と近親間での出産の繰り返しによる猫の健康問題がある。周囲からの苦情もある。
  • ペット不可の市営住宅で、猫の多頭飼育問題があり、生活保護担当ケースワーカーと家庭に関わっているカウンセラーからの相談を受け、介入することになった。
  • 京都市の動物愛護センターは、特定の個人に利益を与えることが難しい為、支援は困難である。1頭あたり6千円の引取料を用意できる場合は、引き取ることも可能であるという見解であった。
  • 生活保護課としては、ごみ屋敷条例などを利用して対応できないかという案が出ていたが、担当ワーカーが当事者の気持ちを考え、殺処分ではない支援をできないかと、人ねこケアPJに相談してくれた。
  • 課としての前面協力ではないが、家庭に入るときの同行猫や猫の固体管理の手伝いなど協力してくれている。
  • 生活保護受給者であること、77頭という頭数であることから個人や民間NPOでの手術費用負担が困難であり、どうぶつ基金にお願いしたく申請して不妊手術を実施した。
  • 多頭飼現場の猫の総数は77、実際に手術を行った頭数は74頭、
  • 手術実施後、まだ不妊手術をしていない猫の頭数は3(内、瀕死状態2頭、生後4日目1頭)。
手術頭数

手術日

オス

メス

妊娠メス

耳カットのみ

828

39

35

0

0

74

合計

39

35

0

0

74


現場写真(支援前)
 無題   
現場写真(支援後)
無題    
今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮 事項(報告書より)
滞りなく保護から手術、リターンを実施できたので95とする。
  • 生後5か月の子猫と、生まれて間もない子猫は里親探しを実施します。
  • 今後新たに猫を室内に入れないよう、耳カットが無い猫が増えていないか、定期的にケースワーカーとカウンセラーが確認します。
  • 新しく猫拾った場合や未手術で隠れていた猫が発見された場合は、NPOに連絡が入り、手術を実施します。
  • 現在いる猫の寿命を全うさせ、ゆくゆくは飼育頭数0を目指します。

平成28年度多頭飼育崩壊現場、手術支援頭数

現場オスメス性別不明耳カットのみ合計
① 京都市西京区39350074
39350074

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