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2018-04-13

H29行政枠アンケート結果

さくらねこ無料不妊手術事業とは

どうぶつ基金が動物愛護事業の基軸として行っている「さくらねこ無料不妊手術事業」は「飼い主のいない猫」,(多頭飼育を含む)に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し,Neuter/不妊去勢手術を行い,Return/元の場所に戻す,その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで,繁殖を防止し,「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,「飼い主のいない猫」に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。

平成29年度は1774名(団体)のボランティア、48の行政機関と協働し、22,555頭(耳カットのみ含)のさくらねこ無料不妊手術を実施しました。
※行政枠の対象は、行政(地方公共団体)および準ずる団体です。公園管理事務局等、行政が管理する施設の管理者や、大学等教育機関も行政枠の対象となります。

本アンケート結果のPDFは
こちらから ダウンロードできます。

総評
29年度に対象となった地域と猫について、行政枠からの申請にもかかわらず行政に認められた地域猫はわずか4%でした。 行政自らが設定した地域猫のハードルが高すぎて地域猫活動を開始できないのが原因です。TNRを先行して問題を解決する「さくらねこTNR(TNR先行型地域猫活動)」が、全国の行政で広がってきました。またチケットの配布だけではなく、現場でのTNR作業に行政サイドが参加する形も約30%見受けられました。具体的には行政職員が捕獲やリターン、多頭飼育崩壊現場の当事者との折衝を行いました。中にはリターンできない幼齢猫のミルクボランティアを買って出てくれた職員さんもいました。一頭の赤ちゃん猫を育てるためには昼夜問わず2時間ごとの人口授乳が必要で大変な作業です。こういったことをすべて「もし、あなたたちが引き取らなければ殺処分になります」といって断れないボランティアさん達に押し付けてきたことを反省されていました。

行政が現場を知れば知るほど、猫問題解決には不妊手術が唯一無二の解決方法であることを実感してもらえたことは意義深いと思います。

今回の調査結果を踏まえて、さらに行政との協働体制を広げ、殺処分ゼロを実現したいと思います。

どうぶつ基金理事長 佐上邦久



アンケート概要

平成29年度に申請があった行政48件へ事後調査アンケートを実施しました。

 

Ø  アンケート実施数48 

Ø  アンケート回答数46

無題 
無題2
無題3
 
 行政枠からの申請にもかかわらず行政に認められた地域猫はわずか4%でした。 行政自らが設定した地域猫のハードルが高すぎて地域猫活動を開始できないのが原因です。TNRを先行して問題を解決する さくらねこTNR(TNR先行型地域猫活動)が、全国の行政で広がっています。
無題4
無題5 
TNR先行によって苦情の原因が解消され、住民、行政、ボランティアの人間関係は改善されています。
無題6 
無題7 
無題8 
PDFはこちらから

全国のボランティアさんの負担を軽減し、TNRを推進することが殺処分ゼロへの近道であると考えております。
さくらねこ無料不妊手術事業については、こちらをご覧ください。
さくらねこ無料不妊手術事業とは
どうぶつ基金が動物愛護事業の基軸として行っている「さくらねこ無料不妊手術事業」は「飼い主のいない猫」に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し,Neuter/不妊去勢手術を行い,Return/元の場所に戻す,その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで,繁殖を防止し,「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,「飼い主のいない猫」に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。
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2018-03-30

H29年度一般枠協働ボランティアアンケート集計報告

さくらねこ無料不妊手術事業とは

どうぶつ基金が動物愛護事業の基軸として行っている「さくらねこ無料不妊手術事業」は「飼い主のいない猫」に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し,Neuter/不妊去勢手術を行い,Return/元の場所に戻す,その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで,繁殖を防止し,「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,「飼い主のいない猫」に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。

平成29年度は1774名(団体)のボランティア、48の行政機関と協働し、22,555頭(耳カットのみ含)のさくらねこ無料不妊手術を実施しました。

PDFはこちらから 

1.アンケート概要

平成29年度に「さくらねこ無料不妊手術事業」の一環として発行している「さくらねこ無料不妊手術チケット(以下チケット)」に申請があった5118件のうち,審査を通り実際にチケットを使用しTNRを行った協働ボランティアへ事後調査アンケートを実施しました。

 

Ø  平成29年度さくらねこ無料不妊手術チケット一般枠申請者数1774 

Ø  アンケート回答数746


2.  協働ボランティアの男女比

性別 女性 639名  男性 91名  無回答 16名

 男女比 

86%が女性でした。


3.協働ボランティアの年齢層

 年齢層

 85%が40代以上、20%が60代以上

4.都道府県別協働ボランティア数 
都道府県 
 

 34%が大阪でした。各地の協力病院数の関係から関西 関東圏にボランティアが集中しています。


5.配布チケットについて 
5_20180406144837a80.jpg 
 60%のボランティアさんが配布されたチケットを100%使用しました。
 88%のボランティアが80%以上の使用率でした。


6.猫の実態
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地域猫は全体のわずか12%

7.さくらねこTNRを実施した猫の変化007.jpg


8.さくらねこTNRを実施した地域住民との関わりの変化8_201804061237211d4.jpg


9.猫の保護や里親探しの実態
9.jpg

 無題   
 578組(76%)協働ボランティアさんが9007頭の猫の保護、里親探しをしました。

10.今後の課題
10.jpg


11.飼い猫の捕獲について

総捕獲数約2万頭のうち63頭(0.3%)の飼い猫が捕獲機に入りました。通常は、飼い猫と確認できた時点で、手術はせずに元に戻すのですが、3頭(0.01%)が まちがって手術されました。3件とも飼い主さんに謝罪のうえ事情を説明した結果、ご理解を得ることが出来ました。

質問:間違って手術した猫について、飼い主とはどう解決しましたか?
地域住民の方が飼い主さんと仲裁しての間に立って頂き大事にはいたりませんでした。

飼い猫の外飼い飼育の際は、首輪、去勢をする事という県の条例を行政(保健所)の職員さんに説明していただいた結果、理解納得してもらえました。

TNRの主旨をお話しご理解頂けました。ただ子猫が産まれるのを楽しみにしていたので残念との事でした。 


12.ピックアップコメント

無料チケットを送っていただいたことをきっかけとして、去勢・不妊手術に前向きでない高齢者の方々と話をすることができました。チケットで無料の手術ができることが、地域での活動を展開するきっかけとなり、金銭的な支援以上の助けとなっています。ありがとうございました。 

私の地域はまだTNRが知られていないです。野良猫に餌をあげるから猫が増えると言う考えの方がほとんどです。もっと根元からTNRの重要性を広まるようになればいいなと思います。
皆様の心あるご寄付に感謝を申し上げます。2年間で300匹を超える猫さん達の手術ができ、最近は行く先々で野良猫がいなくなった、発情の声が無くなったと声をかけて頂けるとようになりました。最近は取りこぼしや新顔さんをピンポイントで狙う難しい捕獲になっていますが2年前、捕獲器をかけるや否やバンバンと入る入れ食い状態だった事から今は入らない、いない、と嬉しい悲鳴です。それでも手付かずの現場はまだまだあり、これからもお世話になりますが、宜しくお願い致します。 

皆様の温かい気持ちがお外で頑張っている子の命につながります。ありがとうございます。

この度はご寄付いただきありがとうございます。皆様からのご寄付からなるチケットにより避妊去勢手術代は無料となり、私どもTNRボランティアの自己負担額は大幅に軽減されております。その結果、年間を通して継続的にTNRに取り組むことが可能となっています。過酷な環境下で暮らす外猫たちをこれ以上増やさないよう引き続きご支援をよろしくお願い致します。

TNRは、今ある命を最大限に大切にする活動です。TNRによってさくらねこを誕生させる事は、1番確実に、まだ見ぬとてつもなく沢山の命を助ける取組みです。皆様の貴重な浄財のお陰様で、沢山のさくらねこを誕生のお手伝いをさせて頂けました。 20152月の十三地区の一斉手術以来、町内で回覧板を回して頂き、地元小学校に捕獲器をお預けして職員室前に捕獲器の実物を置かせて頂き、TNRの意義を学童の皆様に説諭頂いたりの地道な広報が身を結び、お子様からお年寄りまで広く「さくらねこ」の存在とTNRの必要性を知って頂くことができました。過酷なお外で産まれる子猫は昨春以来1匹もいません。以前は増え過ぎてしまって、地域の問題の種だった猫達ですが、さくらねこになり、地域の皆様に温かく見守られて穏やかに暮らしております。大切なお金をどうぶつ基金様にご寄付下さいました皆様に、心より感謝申し上げます。

苦情を言ってた人がネコに関心をもって見守ってくれるようになりました。餌やりや清掃など直接ネコに関わらなくてもネコの事で気付いた事があったら教えてほしいとお願いしました。何をどうすればわからないだけでみんな何かしたいと思ってくれてます。TNRしたら終わりじゃなくて一代限りの命を守り続けるのが大切だと思いました。

大阪市北区で活動しております、猫の数はまだ多いものの、この数年でこの地区にはどうぶつ基金様のご支援を頂き多くのTNR活動を見かけるようになり、多くのさくら猫を見かけるよう変化して参りました。仔猫を見かける事も確実に減り、実際、我が国の猫の殺処分数は少しづつ減少しております。これも皆さまのご寄付を頂けているからこそ捕獲頭数を増やすことが出来ております。活動を始めて3年、約100匹の超えるTNRをすることが出来ました。自分だけの活動でしたら、これほど多くの頭数には至らなかったはずです。本当に有難う御座いました。

どうぶつ基金さま、どうぶつ基金さまにご寄付を下さった皆様のお力により、TNR活動を進めてこれました。ありがとうございました。私1人での自費だけでは数をこなせませんでした。本当に感謝しかございません。

PDFはこちらから

全国のボランティアさんの負担を軽減し、TNRを推進することが殺処分ゼロへの近道であると考えております。
さくらねこ無料不妊手術事業については、こちらをご覧ください。
さくらねこ無料不妊手術事業とは
どうぶつ基金が動物愛護事業の基軸として行っている「さくらねこ無料不妊手術事業」は「飼い主のいない猫」に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し,Neuter/不妊去勢手術を行い,Return/元の場所に戻す,その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで,繁殖を防止し,「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,「飼い主のいない猫」に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。
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2017-05-22

28年度行政枠 事後調査アンケート 集計結果

 さくらねこ無料不妊手術事業とは

どうぶつ基金が動物愛護事業の基軸として行っている「さくらねこ無料不妊手術事業」は「飼い主のいない猫」,(多頭飼育を含む)に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し,Neuter/不妊去勢手術を行い,Return/元の場所に戻す,その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで,繁殖を防止し,「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,「飼い主のいない猫」に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。
平成28年度は737名(団体)のボランティア、33の行政機関と協働し、16,734頭(耳カットのみ含)のさくらねこ無料不妊手術を実施しました。
※行政枠の対象は、行政(地方公共団体)および準ずる団体です。公園管理事務局等、行政が管理する施設の管理者や、大学等教育機関も行政枠の対象となります。
平成28年度に申請があった行政33件へ事後調査アンケートを実施しました。

行政枠PDFはこちらから

1.アンケート概要

●アンケート実施数 33件     ●アンケート回答数 33件

1、団体の種類 n=33

回答

票数

地方公共団体(都道府県)

8

24

地方公共団体(市町村)

17

52%

商店会連合会

1

3%

公園等の指定管理者

6

18%

学校

1

3%

その他

0

0%










2、申請者からのチケットの分配方法 複数回答可

回答

票数

公募したボランティアに分配した

3

8%

行政枠申請を要請してきたボランティアに分配した

22

61%

申請団体が自ら猫を捕獲して使用した

11

31%






3、チケットの使用方法
 n=33

回答

票数

実際のTNR作業はボランティアがすべて行った

15

45%

実際のTNR作業は申請者自身がすべて行った

2

6%

申請者とボランティアが協働してTNR作業を行った

16

48%







4、さくらねこTNRをした猫と地域について n=33


回答

票数

地域猫として行政(自治会)が正式に認め管理されており、行政(自治会)の助成を受けている。

4

12%

行政が正式に認めた地域猫ではない(一部多頭飼育崩壊)

29

88%






 
1_201705221304086a8.jpg 

5、都道府県別団体数 n=33

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6、28年度(28年4月~29年3月まで)に配布を受けたチケットの数 n=33

回答

票数

1~10

4

12%

11~30

8

24%

31~60

7

21%

61~100

6

18%

100~200

6

18%

201以上

2

6%











7、配布されたチケットの使用率 n=33 

回答

票数

100%

15

45%

80~99%

11

33%

60~79%

5

15%

40~59%

1

3%

20~39%

1

3%

1~19%

0

0%

0%

0

0%














8、TNRを行った場所 複数回答可 

回答

票数

住宅地

21

64%

公園

13

39%

港湾

2

6%

学校

1

3%

公共施設

5

15%

多頭飼育崩壊現場

3

9%

その他

6

18%




 
9、TNR後の猫の数について(全体的に) 
n=32

回答

票数

猫の数が減ったように思う

18

56%

猫の数は変わらないと思う

10

31%

猫の数が増えたように思う

0

0%

わからない

4

13%




※多頭飼育崩壊現場(金沢市)の猫を除いたため回答数は32とする

10、TNR後の新たな捨て猫の数について 
n=32

回答

票数

捨て猫が減った

7

22%

捨て猫の数は変わらない

8

25%

捨て猫が増えた

3

9%

わからない

14

44%




※多頭飼育崩壊現場(金沢市)の猫を除いたため回答数は32とする


11、TNR後の新たな捨て猫の数について n=32

回答

票数

子ネコの出産が減った・ほぼゼロになった

24

73%

性格が穏やかになった

10

30%

さかり声が減った・ほぼ無くなった

12

36%

尿臭が激減した・ほぼなくなった

7

21%

変わらない

5

15









12、住民や猫ボランティアと申請者の関係は n=33 

回答

票数

良くなった

24

73%

変わらない

9

27%

悪くなった

0

0%







 13、TNRを実施した地域住民との関わりの変化について当てはまるものにチェックをしてください。 複数回答可 

回答

票数

住民の理解が得られた

15

45%

苦情が減った

16

48%

餌やりさんのマナーが改善された・意識が向上した

13

39%

協力してくれるひとが増えた(できた)

20

61%

地域の人に感謝された

15

45%

猫を可愛がってくれる人がふえた

6

18%

変わらない

1

3%











 14、今後の課題や問題で当てはまるものにチェックしてください 複数回答可

回答

票数

人手不足

23

70%

資金不足

16

48%

捕獲のやり方

14

42%

地域住民とのトラブル

9

27%

活動団体とのトラブル

1

3%

置き餌や糞の管理

18

55%

特になし

1

3%














15、
質問14で回答いただいた以外に地域住民からの声や、地域住民との関わりにおいて気づいた変化があれば教えてください。

●地域ねこの理解を深めていただくために説明会を開催したことにより、住民の理解、協力を得ることが出来、今後の広がりを期待したい。(知立市役所)

●リターン後の世話が適切に行われないと地域の理解を得る事は困難なため、手術・餌やりよりも、トイレの設置・清掃等のアフターフォローが重要であると感じる。(あきる野市役所)

●毎年、野良猫が子どもを産んで数が増えていたが、TNRをしてもらったので、増える心配がなくなったと感謝されることが多い。(小田原市役所)

●地域住民はさまざまな考え方の方がおられ、地域の理解と協力を得るのに多大な時間と労力が必要であった。(泉大津市役所)

●不妊手術についての理解度はまだ一般的ではなかったが、メリットについて説明を行うことで協力を得ることができた(寝屋川市役所)

●飼い猫かどうかの判断が難しいことが唯一の懸念です。猫の飼い主さんには、飼い猫の明示等のマナー向上が求められます。(飯能市役所)


16、28年度の本事業で飼い猫を捕獲した事があった n=32

回答

票数

はい

7

22%

いいえ

25

78%




※多頭飼育崩壊現場(金沢市)の猫を除いたため回答数は32とする

17、28年度の本事業で飼い猫を間違って手術して問題になった n=33

回答

票数

はい

0

0%

いいえ

33

100%







18、今回、行政枠無料不妊手術事業を活用して n=33

回答

票数

大変良かった

30

91%

良かった

3

9%

普通

0

0%

悪かった

0

0%

大変悪かった

0

0%









19、今回、行政枠無料不妊手術事業を活用して n=33

回答

票数

必要があれば活用したい

33

100%

活用したくない

0

0%

検討中

0

0%







20、どうぶつ基金に寄付を頂いた皆様へ感謝の言葉

●合計約500頭のさくらねこが誕生いたしました。お陰様で収容される野良猫の数も順調に減り、野良猫の苦情件数も減少しております。
どうぶつ基金にご寄付をいただきました皆様へは心から感謝申し上げます。(飯能市役所)

●おうちの無い猫・犬にとって外は厳しい環境です。公園で生活をする猫達の1代限りの命を見守る活動に、ご理解・ご協力を頂き有難うございます。命を粗末にする行為(捨て猫・捨て犬)をするのも、助けるのも人間です。我々はこれからも命の尊厳を守り活動を続けていきます。どうぞこれからもご支援くださいますよう宜しくお願い申し上げます。(公益財団法人マリンスポーツ財団)

●みなさまのご好意により、100匹のTNRの協働事業を完了することができました。
自費で実施していたボランティアも大変喜んでおります。市としても、地域住民に野良猫へのエサやりの注意だけではなく、一歩踏み込んで活動の趣旨等をお話し、理解を求めたり、ボランティアを紹介することにより、課題のある地域について市とボランティアで情報共有することができました。真にありがとうございました。(ふじみ野市役所)

●皆様の多大なるご厚意によりTNR事業を活用させていただき、自治体としてとても感謝しております。今後もこの事業が続いていけるように、皆様の温かいご支援をお願いします。(武蔵村山市役所)

●公園内に飼い主のいない猫が約200匹ほどいることが問題となっており、平成25年度からどうぶつ基金のTNRチケットを活用させていただいております。公園のTNRは、市民ボランティアとともに活動していますが、みなさまのご寄付により行えることにスタッフ共々たいへん感謝しております。飼い主のいない猫のために活動を継続してまいりたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。(公益財団法人戸田市水と緑の公社)



2017-04-06

28年度一般枠協働ボランティアアンケート

さくらねこ無料不妊手術事業とは

どうぶつ基金が動物愛護事業の基軸として行っている「さくらねこ無料不妊手術事業」は「飼い主のいない猫」に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し,Neuter/不妊去勢手術を行い,Return/元の場所に戻す,その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで,繁殖を防止し,「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,「飼い主のいない猫」に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。

平成28年度は737名(団体)のボランティア、33の行政機関と協働し、16,669頭(耳カットのみ含)のさくらねこ無料不妊手術を実施しました。

PDFはこちらから 

1.アンケート概要

平成28年度に「さくらねこ無料不妊手術事業」の一環として発行している「さくらねこ無料不妊手術チケット(以下チケット)」に申請があった737件のうち,審査を通り実際にチケットを使用しTNRを行った協働ボランティアへ事後調査アンケートを実施しました。

 

Ø  平成28年度さくらねこ無料不妊手術チケット一般枠申請者数737

 

Ø  アンケート回答数574


2.  協働ボランティアの男女比

   性別 女性 491名  男性 75名  無回答 8名
無題1



3.協働ボランティアの年齢層

 2無題

 

4.TNR活動基本情報 
グラフ 

  

配布を受けたチケット数

票数

110

305

53%

1130

156

27%

3160

66

11%

61100

35

6%

100200

10

2%

201以上

3

1%

 

配布されたチケットの使用率

票数

100%

319

55%

8099%

132

23%

6079%

39

7%

4059%

31

5%

2039%

7

1%

119%

5

1%

0%

42

7%

 

5.猫の実態
地域猫 46名  地域猫でない 529名

   地域猫  
 
地域猫は全体のわずか8%

 

 

TNRを実施した地域の猫に関して

票数

子ネコの出産が減った・ほぼゼロになった

436

76%

性格が穏やかになった

279

48%

さかり声が減った・ほぼ無くなった

345

60%

尿臭が激減した・ほぼなくなった

165

29%

変わらない

42

7%

 

TNR後の猫の数について

票数

猫の数が減った

316

55%

猫の数は変わらない

238

41%

猫の数が増えた

21

4%

 

6.さくらねこTNRを実施した地域住民との関わりの変化

地域住民との関わりの変化について

票数

住民の理解が得られた

256

44%

苦情が減った

207

36%

餌やりさんのマナーが改善された・意識が向上した

224

39%

協力してくれるひとが増えた(できた)

347

60%

地域の人に感謝された

299

52%

猫を可愛がってくれる人がふえた

184

32%

変わらない

65

11%

 

住民と猫ボランティア(あなた)の関係は

票数

良くなった

320

56%

変わらない

252

44%

悪くなった

3

1%

 

7.今後の課題

今回の課題や問題

票数

人手不足

358

62%

資金不足

438

76%

捕獲がうまくできない

200

35%

地域住民とのトラブル

149

26%

活動グループ内の人間関係

47

8%

他の活動団体とのトラブル

27

5%

ボランティア以外の置き餌

227

39%

特になし

33

6%

 

28年度の本事業で飼い猫を捕獲した事があった

票数

はい

55

いいえ

520


28年度の本事業で飼い猫を間違って手術して問題になった

票数

はい

2

いいえ

573


 

8.ピックアップコメント

近所に 野良猫が とても多く 子供を産んでは 増えて行くので 心を痛めていました。ボランティアの方に どうぶつ基金様の事を 教えて頂き 申請し 無事に5匹 避妊手術を 行う事が出来ました。 びっくりした事に 5匹共 メスで あのままにしておくと  また あの子達が子供を産み 不幸な子達が 増えてしまう所でした。 ずっと気になっていて 手術をしてあげたいと思っていましたが  捕獲の仕方もわからず  手術代を考えると なかなか 行動に移せませんでしたが どうぶつ基金様、寄付して下さった皆様のおかげだと 心から 感謝しています。 ありがとうございました。 

●皆様のご寄付のおかげで、野良猫が繁殖することを防止することができました。野良猫が減ることで、町の衛生環境と、住民同士の人間関係も改善されることが期待できます。ありがとうございました。

●お陰様で、不妊手術をした猫たちが増えて、出産シーズンに爆発的に子猫が生まれる心配はなくなりました。ありがとうございます 

1匹でも殺処分を減らしたいという気持ちで猫を捕獲し、不妊手術を行ってきましたが、一人の力では限界があり、何度も諦めかけました。でも、こちらの基金のことを知り、経済的にはもちろんですが、同じ気持ちの方が日本中にいることを知って、ものすごい励みになっております。寄付をしていただいた皆様、本当にありがとうございます!!

●皆様の暖かいご支援をありがとうございました。我が町のノラネコ達も手術をしてやることで、住民の方々から以前より温かい目で見てもらうことができるようになってきました。来年も引き続いてどうぞよろしくお願いいたします。

●私たち「にゃん太の会」は、地域に密着したTNR活動をしています。この活動を立ち上げたのは、野良猫に餌をやるな!看板を大義名分に、餌やりに罵詈雑言一辺倒の猫嫌い派との確執。それだけでは町は良くならない、殺処分に反対しアルミ缶売却で資金を作りながらのTNR。年間に20匹もできればよい方でした。そんな時どうぶつ基金様の無料チケットを知り、28年度だけで150匹を越すTNRができましたのは、どうぶつ基金様の応援あってのことです。心からの感謝を申し上げます。どうぶつ基金様の応援なくして私達の活動は語れません。今では、地区からのアルミ缶収集応援もいただいており、TNR運動から猫が自然に減り始めたことから、地域の風も変わってきました。心からの感謝を申し上げます

●河川敷の有名な猫をTNRすることで、猫のサポーターの意識が変わったとおもいます。ありがとうございました。

●殺処分を免れた猫が寄付を頂いた方のおかげで元気にえさを食べ、海岸に遊びに来た人達の笑みに繋がっています。本当に有難うございます。

●どうぶつ基金に寄付して下さった皆様、本当にありがとうございます。心より感謝いたしております。外で過酷な生活をするノラ猫がいなくなるようにとTNRをしていますが、まだまだ生ゴミを食べたり、下水を飲み水にし、ボロボロになった身体でこの寒さに耐えるノラ猫が沢山います。そんな不幸なノラ猫がいなくなるようにTNRしその後も見守り、助けれるよう、これからも頑張りたいと思います。ご支援して下さる皆様がいることが個人活動をしている私の支えで、お仲間だと思わせていただいています。今後とも人間と猫の共生、殺処分0になるように頑張ります。今後とも何卒どうか宜しくお願いえたします。

●皆様のご支援により、たくさんの命が救われ、また動物と人間の共存における社会問題の解決へと繋がっております事に深く感謝いたします。

●小さな命、不幸な命を増やさないためにも、一人一人の力が集まれば、道のりはまだ、長いと思われますが、この国から1匹1匹でも哀しい辛い思いをする動物、そして、心を痛める人も確実に少なくなります。いずれは、居なくなるはずです。その活動を続けていくためにも、多くの方々からの寄付が、役にたち、力になってきました。心より感謝いたします。今後も、ご支援宜しくお願いします。

●最近テレビでさくら猫を見かける事が多くなりさくら猫の活動がより一層広がっているのだと思える様になりました。寄付をされている方々のおかげで小さな命がたくさん救われています。私たちにも小さな命を救う手伝いができる事に感謝しています。どうか一日も早く殺処分がゼロになる様にこれからも活動を続けたいです。

PDFはこちらから

全国のボランティアさんの負担を軽減し、TNRを推進することが殺処分ゼロへの近道であると考えております。
さくらねこ無料不妊手術事業については、こちらをご覧ください。
さくらねこ無料不妊手術事業とは
どうぶつ基金が動物愛護事業の基軸として行っている「さくらねこ無料不妊手術事業」は「飼い主のいない猫」に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し,Neuter/不妊去勢手術を行い,Return/元の場所に戻す,その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで,繁殖を防止し,「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,「飼い主のいない猫」に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。
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2016-04-28

平成27年度協働ボランティアアンケート集計結果

平成27年度は437名(団体)のボランティア、24の行政機関と協働し、8,046頭(耳カットのみ含)のさくらねこ無料不妊手術を実施しました。さくらねこ無料不妊手術事業の協働ボランティア審査に通り実際にチケットを使用しさくらねこTNRを行った協働ボランティアへ事後調査アンケートを実施しました。

平成27年度さくらねこ無料不妊手術チケット一般枠申請者数 437件
アンケート回答数  233件

1.協働ボランティア男女比   男女比    

 
2.協働ボランティア年齢層
 
年齢 
3.TNRを実施した地域の猫に変化はありましたか?
TNR後の猫に関して

TNRの効果をより明らかにするため、「ほぼ手術が完了した」と回答している58名のボランティアさんに絞って、再度猫の変化についての回答を抽出しまし



TNR後の猫に関して(2)
TNRを実施することによって、出産を抑えることができ、猫が減ったり増えていないことがわかります。そして、それに伴い、発情期の声が減ったり、無くなったと回答している方が多く、猫の正確が穏やかになったと感じている方が半数以上みられます。このことから、TNRは、出産を防いで殺処分を予防するだけでなく、発情期の鳴き声といった苦情に対しても有効な取り組みであることが分かります。

現場からの声
◎「不妊手術をしたのら猫たちは性格が穏やかになるので、地域住民が可愛がって下さるようになりました。その結果衛生状態のよいのら猫が増えて町のイメージが良くなり、町が平和になりました。」
◎「手術をしたことで行動範囲が狭くなったのか、道路を渡って事故に遭う子がとても減りました。」

4.TNRを実施した地域住民との関わりに変化はありましたか?

住民との関わり

TNRの効果をより明らかにするため、「ほぼ手術が完了した」と回答している58名のボランティアさんに絞って、再度猫の変化についての回答を抽出しました。


住民との関わり(2) 
TNRが進むことで、地域住民との関係が良好になっていることが分かります。
一部ボランティアさんからのコメントを紹介します。

現場からの声
◎「猫の糞尿に困り、猫の事も餌やりさんのことも忌み嫌っていらした方も、さくらねこの意味を知っていただいた結果、随分とお気持ちを沈めて頂き、「もう増えないなら、せっかく生をうけた生き物だし、仕方ないね」と猫達に温かい目を向けて頂けるようになりました。その結果、餌やりさんとの人間関係やご近所トラブルもかなり改善され、地域の人的環境の改善に貢献させて頂くことができました。」
◎「仲間が増えて、公園猫サポーターが、3名から、10名にふえました。大学生が、卒業論文にさくら猫活動を取り上げたり、小学生が卒業文集に、書いてくれたりと、活動の輪が広がっており、楽しく活動しております。」


5.今後の課題や問題は何ですか?
今後の課題 
今後の課題や問題として、群を抜いて挙がっているのが「資金不足」でした。不妊手術や保護費用は多くのボランティアさんたちを悩ませていることが分かります。

どうぶつ基金では平成28年度には10,000頭に無料不妊手術を提供します。全国のボランティアさんたちの負担を軽減し、TNRを推進することが殺処分ゼロへの近道であると考えております。
さくらねこ無料不妊手術事業については、こちらをご覧ください。
さくらねこ無料不妊手術事業とは
どうぶつ基金が動物愛護事業の基軸として行っている「さくらねこ無料不妊手術事業」は「飼い主のいない猫」に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し,Neuter/不妊去勢手術を行い,Return/元の場所に戻す,その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで,繁殖を防止し,「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,「飼い主のいない猫」に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。
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さくらねこShopオープン 
どうぶつ基金公式さくらねこShopの商品が充実してきました。 
さくらねこTシャツや、さくらねこファイル、ポストカードなど、 寄付つきグッズが豊富にそろっています。
さくらねこShop オンラインストア ←クリックでShopに移動します。
どうぶつ基金では、10,000匹のさくらねこ無料不妊手術を実施します。 
あなたの温かいご寄付はあと1頭の命を救います。 

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