2017-03-21

高知県多頭飼育崩壊現場支援レポート⑭

申請No.14

申請日:2017116

場所:高知県香美市 

実施責任者:A

協力団体:にゃんわんの家/ワンニャンの会/香美市役所(手術会場提供)/高知県庁

居住環境:持ち家

居住者:56歳の女性一人暮らし

生活保護の需給状況:受給していない

手術頭数:52頭(出張手術)

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

以前より、46頭の猫を不妊手術をしながら飼っていた。今から9年ほど前に、当事者の息子が職場やその他の場所に捨てられた猫を連れ帰り、保護するようになった。1か月ほどして保護した猫が妊娠していることが判明し、増やしてはけないとの思いから、オス猫の去勢手術を行った。その後、また別の猫を保護したところ、その猫が妊娠していることが判明。この時には、既に経済状況が苦しく、不妊手術ができる状態ではなくなっており、瞬く間に66頭の多頭飼育崩壊へと陥ってしまった。また、近所の猫たち(16匹を確認)も、餌を目当てに寄り付くようになり、近隣住民からも苦情がくるようになった。また、家の前や庭に死骸を置かれるいやがらせや、子猫を捨てられることも起きている。

当事者家族の給料は、猫たちの餌代、砂代、病気の治療代に消えるようになり、困窮しているところへ、テレビニュースでどうぶつ基金の多頭飼育崩壊支援事業を知り、申請に至った。

124日、25日にどうぶつ基金の出張手術により、52頭の不妊手術を実施。その後、1頭をボランティアが引き取り、残りの51頭は当事者宅へ戻した。 

 出張不妊手術頭数

手術日

オス

メス

妊娠メス

耳カットのみ

124

19

21

0

0

30

125

3

9

0

0

12

合計

22

30

0

0

52


出張手術

日 程:2017124日(火)・25日(水)

会 場:旧 楠目保育所(高知県)

執刀医:山口獣医師、足立獣医師

手術数:52

処 置:ワクチン、ノミ除け


多頭崩壊現場・手術の様子 
   

高知
手術会場となった旧 楠目保育所          手術前のミーティング

 

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)

年明けの忙しい時期に、遠路高知まで出張手術に来ていただいた感謝の気持ちを忘れず、今後は
1頭も増えないように配慮して、猫たちのことは最後まで当事者家族の一員として責任をもって世話をしていくことを決意した。


報道
高知テレビ 1241815~ イブニングKOCHI
高知新聞 126日「猫との共生 本県でも 52匹に無料不妊手術 香美市」
高知新聞(WEB) 126日「兵庫のどうぶつ基金が高知県で猫52匹に無料不妊手術」

どうぶつ基金スタッフメモ

申請者は当事者の息子。申請者が数年前に保護した猫が過剰繁殖し、家族だけではどうしようもない状態に陥った時に「クローズアップ現代+」を観て、どうぶつ基金に連絡が入った。申請者自身が高知県、香美市行政、地元ボランティア、友人に連絡を取り手術場所、ボランティアの確保を行った。当事者家族とどうぶつ基金だけでは問題解決に至らなかったと思われる。当事者や家族自身からのSOSにおいても、まず当事者から行政や地元ボランティアに救済を求めさせた事、そのうえで再度、役割分担を考えて方向性を定めたことが今回の成功につながったと考えられる。今後も多頭飼育当事者からの相談が増えると予測されるが、今回の例を対応に役立てたい。

平成28年度多頭飼育崩壊現場、手術支援頭数
現場オスメス性別不明耳カットのみ合計
① 神戸西区14190134
② 神戸北区17100027
③ 大阪府豊中1250017
④ 兵庫県伊丹市36009
⑤ 東京都青梅市1230015
⑥ 千葉県香取郡90009
⑦ 大阪府寝屋川市890017
⑧ 大阪府大阪市36009
⑨ 神奈川県川崎市590115
⑩ 茨城県石岡市--32032
⑪ 東京都25440170
⑫東京都西東京市--10010
⑬石川県金沢市19136038
⑭高知県香美市22300052
149154483354
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2017-02-23

H 28 多頭飼育崩壊現場支援レポート⑫(東京都西東京市)

申請No.12
申請日:2016年10月28日
場所:東京都西東京市 
実施責任者:A氏
協力団体:西東京 地域ネコの会
居住環境:アパート
居住者: 当事者1名(女性54歳)
生活保護の需給状況:受給している

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
21年前に知人が保護した猫をもらったのがはじまり。その後、住まいのアパートの敷地内にいた猫を拾ったのがきっかけとなり、アパートに捨てにくる人が増えた。その都度拾って飼っていたが、不妊手術をしなかった為に35頭に増えてしまった。
2DKの間取りに35頭、そのうち、生まれたばかりの子猫を含めて、6ヶ月未満の猫が合計10頭。猫のトイレは2つしかなく、水飲み場は1つ、ひとが苦手な猫や居場所のない猫は隙間に隠れていた。衛生的にも悪い状態で、餌が全体に行き届いておらず、また当事者自身の食事代もまかなえないほど困窮していた。そんな中、裁判所から強制退去を言い渡され、当事者が部屋を出なくてはならなくなったタイミングで西東京市福祉課の担当が部屋を調査して多頭飼いが発覚した。
手術の際、当初、市がシェルターを用意してくれるという話だったが、最終的に許可がおりず、地域ネコの会の方でシェルターを確保することになった。
その間に会員が猫たちの預かりをしていたが、会員自身がもともと保護しずぎていた為、この会員が多頭崩壊し、猫20頭の保護を他団体に託した。
手術をしたのは、実際10頭である。 
里親に出した頭数は16頭、保護中の頭数は4頭。
手術費用はどうぶつ基金で全額負担、餌代や医療費などの17万円は西東京地域ネコの会で負担。西東京地域ネコの会の資金については、動物病院、譲渡会で設置している募金箱、またネット等で集めた寄付である。

不妊手術頭数
オス メス 妊娠メス 耳カットのみ 合計
11月20日 不明 不明 0 0 10

どうぶつ基金負担:不妊手術


現場写真
現場写真1 現場写真2
現場写真3

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
今回の一番の問題点は当団体が安易に引き受けてしまったこと。その結果会員みんなで猫を押し付け合い、責任の譲り合いとなり連携が全く取れていないという問題が浮き彫りになった。
改善点として、まずは話し合い、近隣のボランティアに協力してもらうことをあげたい。
その為には、他のボランティア団体と上手く付き合っていく必要があると思う。

どうぶつ基金スタッフメモ
当初、西東京市から西東京地域猫の会に依頼があり、行政が保護シェルター用地を用意してくれるという話だった。行政とボランティアの間にシェルターの広さや設備に関して行き違いもあり、最終的に市は猫の保護場所を確保せず、ボランティアに丸投げすることになった。その結果ボランティア自身が多頭飼育崩壊に陥るという二次被害が起こった。事前の打ち合わせや役割分担が、不十分だったために、このような事態になったと思われる。反省をして今後につなげたい。

平成28年度多頭飼育崩壊現場、手術支援頭数
現場 オス メス 性別不明 耳カットのみ 合計
① 神戸西区 14 19 0 1 34
② 神戸北区 17 10 0 0 27
③ 大阪府豊中 12 5 0 0 17
④ 兵庫県伊丹市 3 6 0 0 9
⑤ 東京都青梅市 12 3 0 0 15
⑥ 千葉県香取郡 9 0 0 0 9
⑦ 大阪府寝屋川市 8 9 0 0 17
⑧ 大阪府大阪市 3 6 0 0 9
⑨ 神奈川県川崎市 5 9 0 1 15
⑩ 茨城県石岡市 - - 32 0 32
⑪ 東京都 25 44 0 1 70
⑫東京都西東京市 - - 10 0 10
108 111 42 3 264
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2017-02-17

H 28 多頭飼育崩壊現場支援レポート⑪(東京都)

申請No.11
申請日:2016年9月26日
場所:東京都 
実施責任者:A氏
協力団体:中野区南中野地域ねこの会/渋谷区代官山あいごネット/渋谷区幡ヶ谷ワンネス・ヒトネコ連
居住環境:持ち家
居住者:夫、妻(当事者)、子供2名の合計4名
生活保護の需給状況:受給していない
猫の頭数:80匹 (出張手術70匹、チケット発行10匹)

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
平成28年5月頃、当事者宅付近で糞尿と大量エタノール臭の苦情相談が実施責任者Aに多く寄せられていたため現場調査を開始した。
・調査開始後1月ほどで、臭いの発生源となっている一戸建てが確認できた。
・発生源となっている一戸建ての家人(当事者、妻)と話す中で、この家が猫の多頭飼育崩壊状態であることが判明した。
・最初は2匹だった猫が近親交配により3年ほどで現在70匹以上に増えたことが判った。
・当事者は、避妊去勢手術をしなければいけないという認識も低く、また頭数が急激に増えるとは思ってもいなかった。
・猫の餌や治療費などの費用に追われる毎日で、掃除も行き届いていない状況の中、糞尿の悪臭、ダニの大量発生により家族には皮膚にアレルギー症状が出ていた。
・悪臭により近隣からの苦情もある中、不妊手術費用はおろか、子供たちにもかけるべき費用も捻出できず、誰にも相談できないまま、様々な問題を抱えることになり、当事者は精神的に追い詰められていた。
・この状況から、支援の必要性を強く感じ、申請に至った。
・近親交配による子猫は丈夫に育たず里親に出せる状態ではない為、里親ボランティア団体からも断られているような状況。
・全ての猫を当事者が終生飼育することを希望したので、里親には出さず、手術後はボランティアがサポートに入ることになった。
・2016年10月13日にどうぶつ基金が現地で70匹の出張手術を実施
・仔猫や状態の悪い猫で当日手術ができない猫、計10匹は不妊手術無料チケット(モコ動物病院利用)を発行、順次手術をしている状況である。
・2016年12月にメス4匹を手術終了。
・2017年2月末までにオス2匹、メス4匹の手術を予定している。(全頭手術完了)

不妊手術頭数
オス メス 妊娠メス 耳カットのみ 合計
10月13日 25 40 4 1(♂) 70

どうぶつ基金負担:不妊手術


出張手術
日 程:2016年10月13日(木)
会 場:多頭飼育崩壊現場 (東京都)
執刀医:山口武雄獣医師 ・足立獣医師
     斉藤獣医師・平野獣医師(ボランティア参加)
手術数:70頭
*仔猫や状態の悪い猫、計10匹は不妊手術無料チケット(モコ動物病院利用)を発行。
全頭手術を実施予定である。(計80匹)


現場写真
現場写真1 現場写真2
現場写真3 現場写真4

報道
番組:NHKクローズアップ現代+
   日程:11月15日
   時間:22時
番組:TBSあさチャン!
   日程:12月1日
   時間:7時台放送
番組:NHKかんさい熱視線
   日程:12月9日
   時間:19時30分

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
多頭飼育崩壊は大きな社会問題であるとの認識を強く感じた。当事者だけでの解決は不可能。どうぶつ基金とボランティア、地域住民、行政の支援が必要であるとともに、当事者の精神面のケアが大事であると思う。地域から孤立させないように、渋谷区・中野区のボランティアが今後も継続して支援していくことになった。

どうぶつ基金スタッフメモ
今回のケースでは地元の複数の猫ボランティアグループが協働して問題解決にあたった。多頭飼育崩壊を起こすのは猫ではなく人である。不妊手術をしてこれ以上猫が増えなくなったからと言って全てが解決できたわけではない。当事者家庭のケアは猫ボランティアさんたちによって今も続いている。人の心のケアに関しては行政による専門家の関わりが必要だと強く感じた。

平成28年度多頭飼育崩壊現場、手術支援頭数
現場 オス メス 性別不明 耳カットのみ 合計
① 神戸西区 14 19 0 1 34
② 神戸北区 17 10 0 0 27
③ 大阪府豊中 12 5 0 0 17
④ 兵庫県伊丹市 3 6 0 0 9
⑤ 東京都青梅市 12 3 0 0 15
⑥ 千葉県香取郡 9 0 0 0 9
⑦ 大阪府寝屋川市 8 9 0 0 17
⑧ 大阪府大阪市 3 6 0 0 9
⑨ 神奈川県川崎市 5 9 0 1 15
⑩ 茨城県石岡市 - - 32 0 32
⑪ 東京都 25 44 0 1 70
108 111 32 3 254
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日本では昨年8万頭以上の犬や猫が殺処分されました。地獄のスパイラルをストップするため一番最初にすべきことは不妊手術をしてあげることです。
どうぶつ基金では命を最優先に、1頭でも多くの罪なき命を守るため、全国約80カ所の協力病院と、離島などへの出張手術で無料不妊手術を行っています。
しかし、過剰繁殖し続ける猫の数に資金が追い付かず、必要な支援が届きにくくなっている状態です。
殺処分ゼロで、人と犬や猫が笑顔で暮らせる日までどうぶつ基金の活動に力をお貸し ください。
公益財団法人どうぶつ基金
理事長 佐上邦久
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2017-02-17

H 28 多頭飼育崩壊現場支援レポート⑩(茨城県石岡市)

申請No.10
申請日:2016年8月5日
場所:茨城県石岡市 実施責任者:A氏
協力団体:個人ボランティア
居住環境:一戸建ての持ち家
居住者:母親(73)、夫(46)、妻(47)、長女(21)、次女(18)、長男(17)
生活保護の需給状況:受給していない
手術頭数:32匹(チケット発行)


申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
猫を30匹飼っていると聞き、不妊手術を勧めていたが、最初はなかなか聞き入れてもらえなかった。どうぶつ基金への申請が通れば無料で全頭手術できる、または格安で手術できる病院があるから手術をしたほうがいいと手紙で伝えたところ、「無料」という言葉が効いたのか手術したいと当事者から申し入れがあり、申請に至る。
当初、全て室内飼育との話だったが、行ってみると家の中と外を出入り自由な状態で飼っている状況。室内は障子や襖、網戸も破れている状態だった。完全室内飼育ではないため、3個のトイレで間に合っているのか、糞尿被害はそれほどひどくはなかった。しかしながら、便が転がっている部屋や押し入れがあり、不衛生な状態であった。
申告頂いた頭数はメスが8匹オスが15匹ぐらいだったが、実際に確認してみると春生まれの人馴れしていない仔猫が沢山おり、正確な数を把握することができなかった。
8月中に私(実施責任者)の搬送で全頭手術を計画していたが、当事者との連絡の遅れやスケジュールの都合で、当事者夫婦にて捕獲と搬送を行ってもらうことになった。捕獲器は使用せず、私(実施責任者)から貸し出したキャリー(10個)に入れて動物病院に搬送を実施。3回の搬送でほぼ終了。残り2匹とまだ手術していない仔猫が6匹。仔猫6匹のうち、8月に仔猫2匹を里親探しに出し、私(実施責任者)が未手術の仔猫4匹を引き受け里親探し中。成猫2匹はなかなか捕獲できないとのことで、未だ手術できていない状況。そこから増えないように頻繁に手術に誘っているものの、捕獲できない状況が続いている。引き受けた仔猫はまだ里親が見つからずに10月に4匹不妊手術、1月に成猫を含めた4匹を不妊手術予定。

不妊手術頭数
オス メス 妊娠メス 耳カットのみ 合計
9月11日 不明 不明 0 0 10
9月19日 不明 不明 0 0 10
9月22日 不明 不明 0 0 12
合計 不明 不明 0 0 32

どうぶつ基金負担:不妊手術


現場写真
現場写真1 現場写真2
現場写真3 現場写真4


今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
◎反省点1「実施が当事者任せとなってしまった」
私(実施責任者)が仕事の超繁忙期に重なり、申請まではできたが、猫の捕獲、搬送など全く協力できずに当事者任せとなってしまった。事前に書類を全部読んでいなかったため、オスメスの性別を確認しなければならないことに後で気づいた次第。手術頭数は確認できたが、性別は確認、報告ができなかった。次回は事前に必要書類を漏れなく読むことを徹底する。
◎反省点2「成猫2匹が未手術で残ってしまった」
当事者は、ほぼ不妊手術が終わったことで良しとしてしまい、その2匹を捕まえる気力が失せている様子。その後、何度か不妊手術を安くできるところを勧めているが、一向に状況は進展しない。やはり、できるときに一気に全頭を捕獲手術に持ち込むのが良いと感じた。今後も当事者に繰り返し手術の声掛けをして理解してもらい、捕獲も手伝って手術の実施を目指す。
◎良かったこと「当事者意識の醸成」
上記の通り、私(実施責任者)が多忙になったために、当事者に捕獲、病院までの搬送を実施してもらった。当事者に協力してもらうことで、私(実施責任者)だけでなく、獣医さんやほかのボランティアさんの話が聞けて、苦労も分かっていただけたことと思う。
◎改善を望むこと「協力病院の拡大」
県内にもっと協力病院が増えたらいいなと感じている。30匹以上と多頭だったこと、手術できる獣医さんが周辺には少なく、ほぼ都内に病院が限られていた。


どうぶつ基金スタッフより
どうぶつ基金に寄せられる多頭飼育崩壊の相談は、日々増えています。その多くが貧困、独居老人、心の病などの理由で生活保護を受けたりしているため行政職員やケースワーカーが家の中に入り、実態を把握しています。しかしながら猫の多頭飼育の問題になると見て見ぬふりをしたり、「里親に出せ」「オスとメスを分けて飼え」など、当事者には無理な実効力のない指導をして、結局あれよあれよという間に数匹が 数十匹になり、問題がさらに深刻化しています。それでも行政は地元の小さなボランティアグループに丸投げというパターンが多くみられます。多頭飼育崩壊に陥った家は憲法25条で保障されている「健康で文化的な必要最低限の生活」をはるかに下回った悲惨な状態であるのは明らかです。行政は正面からこの問題に向かい合ってほしいものです。

平成28年度多頭飼育崩壊現場、手術支援頭数
現場 オス メス 性別不明 耳カットのみ 合計
① 神戸西区 14 19 0 1 34
② 神戸北区 17 10 0 0 27
③ 大阪府豊中 12 5 0 0 17
④ 兵庫県伊丹市 3 6 0 0 9
⑤ 東京都青梅市 12 3 0 0 15
⑥ 千葉県香取郡 9 0 0 0 9
⑦ 大阪府寝屋川市 8 9 0 0 17
⑧ 大阪府大阪市 3 6 0 0 9
⑨ 神奈川県川崎市 5 9 0 1 15
⑩ 茨城県石岡市 - - 32 0 32
83 67 32 2 184
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2017-02-15

H 28 多頭飼育崩壊現場支援レポート⑨(神奈川県川崎市)

申請No.9
申請日:2016年7月7日
場所:神奈川県川崎市 実施責任者:A氏
協力団体:個人ボランティア
居住環境: 一戸建ての持ち家
居住者: 父(72)、母(72)、息子(43)の3名
生活保護の需給状況:受給していない
手術頭数:15匹(チケット発行)


申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
当事者が飼っていた犬が死んでしまい、寂しかったところにガリガリに痩せていた隣の家の猫が遊びに来るようになり、おやつをあげたりしているうちに、他の野良猫が来るようになった。以前は1匹~3匹くらいで代わる代わる違う猫が来ていたらしいが、ある猫が、子供を作って一族で居つくようになってしまったとのこと。エサ代等の負担が、家計の限界に達し、また、近隣への騒音や糞尿などの被害も心配されることから、これ以上増やしてはいけないと決心して、申請に至る。 室内ではなく、庭での捕獲だったため、捕獲器になかなか入らなかったり、既に避妊した猫ばかりが入ってしまうなど、捕まえることに一番労力を割いた。
手術を施した15匹のうち、2匹は里親が見つかり、無事にもらわれていった。外飼いなので、事故にあったのか拾われたのか、いつ間にか猫の数は減り、現在では9匹ほどが出入りしている状態。
不妊手術頭数
オス メス 妊娠メス 耳カットのみ 合計
8月18日 3 2 0 0 5
9月5日 0 1 0 0 1
10月24日 2 3 0 0 5
12月25日 0 0 0 1 1
12月26日 0 3 0 0 3
合計 5 9 0 1 15

どうぶつ基金負担:不妊手術


現場写真
現場写真1 現場写真2


今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
ボランティアが協力できる日も限られているため、捕獲に一番苦労した。
不妊手術を施したことで、これ以上増えることはないが、庭で飼っているため、糞尿の被害は抑えることができず、近隣より苦情が来てしまった。近隣の方へは当事者から、耳カットをした「さくらねこ」は不妊手術をした証であり、一代限りの命ということと、自然界で生きていくことの厳しさで寿命が短いことなどを説明し、理解を得る努力をしている。また猫除けの設置も実施した。

どうぶつ基金スタッフより
どうぶつ基金に寄せられる多頭飼育崩壊の相談は、日々増えています。その多くが貧困、独居老人、心の病などの理由で生活保護を受けたりしているため行政職員やケースワーカーが家の中に入り、実態を把握しています。しかしながら猫の多頭飼育の問題になると見て見ぬふりをしたり、「里親に出せ」「オスとメスを分けて飼え」など、当事者には無理な実効力のない指導をして、結局あれよあれよという間に数匹が 数十匹になり、問題がさらに深刻化しています。それでも行政は地元の小さなボランティアグループに丸投げというパターンが多くみられます。多頭飼育崩壊に陥った家は憲法25条で保障されている「健康で文化的な必要最低限の生活」をはるかに下回った悲惨な状態であるのは明らかです。行政は正面からこの問題に向かい合ってほしいものです。

平成28年度多頭飼育崩壊現場、手術支援頭数
現場 オス メス 耳カットのみ 合計
① 神戸西区 14 19 1 34
② 神戸北区 17 10 0 27
③ 大阪府豊中 12 5 0 17
④ 兵庫県伊丹市 3 6 0 9
⑤ 東京都青梅市 12 3 0 15
⑥ 千葉県香取郡 9 0 0 9
⑦ 大阪府寝屋川市 8 9 0 17
⑧ 大阪府大阪市 3 6 0 9
⑨ 神奈川県川崎市 5 9 1 15
83 67 2 152
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