2016-12-02

H 28 多頭飼育崩壊現場支援レポート⑦(大阪府寝屋川市)

申請No.7
申請日:2016年8月26日
場所:大阪府寝屋川市 実施責任者:A氏
協力団体:個人ボランティア
居住環境:寝屋川市2間の長屋
居住者:兄(53)、妹(49)の2名
生活保護の需給状況:受給している

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
知人の知り合いで、多頭飼育崩壊している家の存在を知った。実際に多頭飼育崩壊現場を訪問し、ネコはもちろん、人間も悪臭と暑さの中で生活していることに衝撃を覚えた。ネコの臭いによる苦情があるため、冷暖房もないが窓も開けられない状況で健康にもかなりの被害があると感じた。
オーナーに早期のネコの不妊手術をすすめたが、お金がないことを理由に悩まれ、雄だけを1ヶ月に一匹ずつならなんとかお金を捻出できそうとのこと。
しかしネコ風邪と耳ダニもネコ間で流行っており、また雌猫が繁殖を繰り返しているため、訪問するたびに子猫が増えており、その子猫も大半は生まれても成長できず病気などで死んでいく。
この現状に対し緊急性を感じ、公益財団法人どうぶつ基金にさくらねこ無料不妊手術事業特別枠申請をするに至った。
その後チケットの申請許可が下り、「北摂TNRサポートのらねこさんの手術室」の助けのもと、無事17匹の不妊手術を終えることができた。また仔猫8匹は、ボランティアさんの協力のもと里親に出すことができた。
不妊手術以外の費用に関しては、実施責任者が立て替えており当事者より分割で支払っていただいている。

不妊手術頭数
オス メス 妊娠メス 耳カットのみ 合計
9月9日 7 0 1 0 8
9月25日 1 1 0 0 2
10月26日 0 5 2 0 7
合計 8 6 3 0 17

どうぶつ基金負担:不妊手術

現場写真
現場写真1 現場写真2
現場写真3 現場写真4

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
今回、実際に現場を拝見し、生活保護者の方が多頭飼育、そして崩壊の事態に陥ることは容易なことだと感じた。
原因として、ペットを入手することが容易であることが第一に考えられる。(野良猫はただで手に入る&ペットショップは売ることを重要視し行く末を案じない)
また、ペットと暮らす上で、経済的な蓄えが無いため不妊手術が実施できない。もしくはその知識に欠けていると思われる。
生活保護の担当の方もこの事態を問題視されており、今回の不妊手術の実施に関しての了承は得ている。
実際に生活保護の担当の方に聞いた話では、受給者がペットの存在を隠そうとするケースも多く、相手との関係を築くことも重要であり、なかなか強制的に立ち入りにくく、問題を明るみにできないこともあるという。また、一人の担当者に割り当てられる受給者の数も膨大で、一人一人に手が回らないことも実際にあり、ペットの問題がなおざりにされているケースもあるようだ。
ペット問題の裏側に、日本がかかえる貧富の差がひそんでいることに、この問題の深刻さを感じた。

どうぶつ基金スタッフより
どうぶつ基金に寄せられる多頭飼育崩壊の相談は、日々増えています。その多くが貧困、独居老人、心の病などの理由で生活保護を受けたりしているため行政職員やケースワーカーが家の中に入り、実態を把握しています。しかしながら猫の多頭飼育の問題になると見て見ぬふりをしたり、「里親に出せ」「オスとメスを分けて飼え」など、当事者には無理な実効力のない指導をして、結局あれよあれよという間に数匹が 数十匹になり、問題がさらに深刻化しています。それでも行政は地元の小さなボランティアグループに丸投げというパターンが多くみられます。多頭飼育崩壊に陥った家は憲法25条で保障されている「健康で文化的な必要最低限の生活」をはるかに下回った悲惨な状態であるのは明らかです。行政は正面からこの問題に向かい合ってほしいものです。

平成28年度多頭飼育崩壊現場、手術支援頭数
現場 オス メス 耳カットのみ 合計
① 神戸西区 14 19 1 34
② 神戸北区 17 10 0 27
③ 大阪府豊中 12 5 0 17
④ 兵庫県伊丹市 3 6 0 9
⑤ 東京都青梅市 12 3 0 15
⑥ 千葉県香取郡 9 0 0 9
⑦ 大阪府寝屋川市 8 9 0 17
75 52 1 128
多頭飼育崩壊に関するお問合せは こちら

日本では昨年8万頭以上の犬や猫が殺処分されました。地獄のスパイラルをストップするため一番最初にすべきことは不妊手術をしてあげることです。
どうぶつ基金では命を最優先に、1頭でも多くの罪なき命を守るため、全国約80カ所の協力病院と、離島などへの出張手術で無料不妊手術を行っています。
しかし、過剰繁殖し続ける猫の数に資金が追い付かず、必要な支援が届きにくくなっている状態です。
殺処分ゼロで、人と犬や猫が笑顔で暮らせる日までどうぶつ基金の活動に力をお貸し ください。
公益財団法人どうぶつ基金
理事長 佐上邦久
ご寄付のご案内
どうぶつ基金は公益財団法人ですので、ご寄付は税控除(税制上の優遇措置)の対象となります。
*皆様のご支援は、どうぶつ基金が最も必要性が高いと判断するさくらねこTNR活動などに充当させていただきます。

さくらねこShopオープン  
どうぶつ基金公式さくらねこShopの商品が充実してきました。
さくらねこTシャツや、さくらねこファイル、ポストカードなど、 寄付つきグッズが豊富にそろっています。
2016-12-01

協力病院が増えました!

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千葉県 千葉市 animal life clinic
animal life clinic


青森県 三戸郡 八戸さくらねこの手術室
八戸さくらねこの手術室


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日本では昨年8万頭以上の犬や猫が殺処分されました。地獄のスパイラルをストップするため一番最初にすべきことは不妊手術をしてあげることです。
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しかし、過剰繁殖し続ける猫の数に資金が追い付かず、必要な支援が届きにくくなっている状態です。
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